第7回 中村敏雄シンポジウム_2017年3月26日

第7回中村敏雄シンポジウム
スポーツ文化研究を発信する中村敏雄―編集者の目から

日時: 2017年3月26日(日)13:30~16:00
                 (16:30~18:00 鴨門氏を囲んでの茶話会)
講師: 鴨門義夫氏、(有)創文企画 元代表取締役
場所: 体育とスポーツの図書館


趣旨 ↓詳細はこちらをご覧くださいv


 山口大・広島大教員時代の中村は、学校体育領域とスポーツ文化領域の研究を並行して展開していた。1993年3月に広島大学を退官し東京に戻った中村は、徐々にスポーツ文化研究にシフトした活動を展開するようになる。

 退官の翌年、1993年に『スポーツ文化論シリーズ』(創文企画、第1巻『スポーツの伝播・普及』)の刊行を手がけ、12年間に渡ってこのシリーズ本を14巻作り上げた。このシリーズの企画・刊行は、鴨門氏が岩波書店の『図書』のような、スポーツ文化を研究・啓蒙するような雑誌を出してみたいと中村に相談をもちかけたことに対する中村の答えの一つであった(『中村敏雄著作集』 別巻、2009、294-297)。

 さらに、1999年には『現代スポーツ評論』(創文企画)というスポーツ文化専門誌を創刊する。創刊の意図として、「現代スポーツに対する厳しい批判、温かい支援、建設的な提言等を公開、交流する時と場所を提供し、スポーツの未来を展望しつつ、改善、改革の意志や行為の共有感覚を拡大し」(創刊号、p.1)、「あらためてスポーツを人類が生み、かつ発展させてきた文化遺産と捉える視点(文化論的視点)を国民共有のものにしていくことの重要性が痛感され、そのための時と所を提供したい」(創刊号、p.5)という思いがあったと述べている。

 広島大学を退官し東京に戻った中村のスポーツ文化研究の作業は、常に創文企画での著書や雑誌の企画・発行とともにあったと思われる。その作業の横には常に、編集者としての鴨門がいた。鴨門は、中村のスポーツ文化研究を編集者という立場でずっと見続けて、関わってきた人である。

 第7回中村敏雄シンポジウムは、とりわけ広島大学退官後、当時中村がスポーツ文化やスポーツ文化研究に対して何を思い、どんなことを考え、何を世に発信しようとしたのか、また創文企画での企画・編集者としての中村敏雄の仕事ぶり等について、中村の多くの著書や季刊誌『現代スポーツ評論』を中村と共に手掛けた創文企画の鴨門義夫氏に語ってもらいたいと考えている。そこから中村の思想や抱いていた思い、また人物像を引き出せたらと思っている。


コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)